ニキビに膿がたまった状態を「黄ニキビ」と呼びます。
黄ニキビになってしまった場合、自己流のケアではきれいに治すことが難しいため、皮膚科を受診し治療を受けることがおすすめです。
ニキビはなぜできてしまうのか?ニキビができる仕組みや、ニキビに膿がたまる原因について解説します。
正しい対処方法と予防方法を覚えて、ニキビを繰り返さない美肌を目指しましょう!
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膿がたまったニキビは黄ニキビ
目次
ニキビは、顔を中心に発疹ができる皮膚疾患です。
おでこや鼻といった皮脂分泌の多いTゾーンにできることが多いイメージですが、思春期を過ぎた大人世代では、あごやほほなどのUゾーン、さらに胸や背中など上半身を中心に広範囲にわたって発生します。
ニキビの症状が進行すると、ニキビに膿が溜まってパンパンに腫れてしまうことがあります。
この状態を「黄ニキビ」と呼びます。
ニキビに膿がたまる原因
ニキビに膿がたまるのはどうしてなのでしょうか?
ニキビができる仕組みから解説します。
《ニキビができる仕組み》
- 皮脂の過剰分泌・乾燥・誤ったスキンケア・ストレス・生活習慣の乱れなど、様々な原因により毛穴がつまる。
2.毛穴の出口が塞がれたことにより、毛穴の皮脂が外に排出されなく
なる。
3.皮脂を餌とするアクネ菌が毛穴に増殖する。
4.ニキビができる。
《ニキビに膿がたまる仕組み・原因》
- ニキビの症状が進行し、毛穴や周辺の菌の増殖が進む。
- 免疫細胞(白血球など)が菌と戦う。=炎症を起こす。(赤ニキビ)
- 菌や免疫細胞の死骸が膿となり、ニキビの中に溜まる。(黄ニキビ)
膿は、ニキビの原因菌である「アクネ菌」などの菌と免疫細胞が戦った残骸なのです。
触らない・潰さない
ニキビは「触らない・潰さない」が鉄則です。
ニキビに触れたり潰したりすると肌を傷つけニキビ跡を作ってしまったり、細菌が入って悪化・再発してしまう可能性があります。
同様に、額や頬に髪の毛が触れるヘアスタイルもニキビ肌にはよくありません。
ヘアピンで前髪を留めたり、髪を結んだりして肌に髪が触れないよう工夫しましょう。
皮膚科のニキビ治療
皮膚科では、「黄ニキビ」はもちろん、炎症が起こる前の初期段階のニキビ治療も可能です。
ニキビの状態に合わせてベストな治療方法を提案してもらえます。
一般的に、化膿しているニキビに対してはニキビの外用薬にプラスして、化膿を抑えるため内服の抗生物質を処方される事が多いです。
医師の判断によってはさらに抗炎症や鎮静効果のある光線治療、飲むニキビ治療薬ロアキュテイン(イソトレチノイン)や漢方薬など、重度のニキビに効果的な治療を組み合わせることもあります(保険適応外となる治療もあります)。
また、これらの治療方法の他には医療用の細い針でニキビに穴を空
け、専用の器具を使ってニキビの皮脂や膿を押し出す「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)治療」を行う医療機関もあります。
自分で潰すことはNGとされるニキビですが、医師の判断の元では肌の組織を傷つけないように膿を出せるためニキビ跡や、細菌感染による再発を防ぐことができます。
このようにニキビ治療にも様々な方法があります。
治療方法に希望がある場合には、医療機関のホームページ等を確認して、自身の希望に沿った治療を受けられるかどうか、あらかじめ確認しておくことがおすすめです
ニキビの予防法
ニキビのできない肌を目指すためには、体を内側から整えることが重要です。
今日からできる、ニキビの予防方法をご紹介します。
生活習慣の見直し
ニキビを予防するためには、まず自身の生活習慣を見直す必要があります。
たとえば以下の食事内容では、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を引き起こします。
・外食が多い
・インスタント食品ばかり食べている
・ファストフードやスナック菓子を食べる機会が多い
ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで悪化していきます。
皮脂を詰まらせる原因となる脂っこいもの、甘いもの、辛いものなどは控えめにして、健やかな肌作りに役立つビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む野菜や果物を多く食べるようにしましょう。
また、腸内環境が整うと、肌の状態も整います。
そのため腸の調子を整える海藻類やヨーグルトを摂るのもおすすめです。
運動不足の解消
運動不足による血行不良は、肌の新陳代謝「ターンオーバー」を衰えさせます。
ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を生活に取り入れて、意識的に身体を動かすようにしましょう。
目安として、軽く汗をかく程度の運動がおすすめです。
発汗には、角質水分量や体温調節機能の維持、老廃物の排出、新陳代謝の促進など美容と健康に嬉しい効果がたくさんあり、ニキビ予防にも効果があります。
かいた汗を放置すると酸化して毛穴を詰まらせ、かえってアクネ菌の増殖を招く原因になってしまうため、運動後は濡らしたタオルや市販の汗拭きシートで、早めに汗を拭き取ることが大切なポイントです。
睡眠の確保
睡眠不足はホルモンバランスが乱れ、ターンオーバーを妨げます。
肌を修復する成長ホルモンは入眠から約3~4時間後から分泌されるので、睡眠時間は十分にとることが大切です。
睡眠の質を上げるためにはシャワーだけでなくしっかりと湯船に浸かる習慣をつけ、寝る前にストレッチを取り入れることがおすすめです。
また、休みの日だからといって夜ふかしや寝すぎは禁物です。
睡眠時間のずれはなるべく2時間以内に収め、日々同じ時間に就寝・起床する、ということを意識しましょう。
水分補給をする
水には、肌のターンオーバーを促したり老廃物を体外に排出したりする働きがあり、ニキビ改善や美肌の維持に水分補給は必要不可欠です。
体内の水分量が不足すると、肌が乾燥して皮脂の過剰分泌を招いたり、ターンオーバーが乱れたり、さらに水分不足が原因で引き起こされた便秘で肌荒れするなど、美容と健康に様々な悪影響を及ぼします。
成人が1日に飲料から摂るべき水分は約1.5リットルとされています。
一度に一気に飲むのではなく、コップ1杯×10回程度に分けて飲むと効率よく体に吸収されます。
さらに、できるだけ冷たすぎない、常温に近い水のほうが吸収率はアップしますよ。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まると免疫力が下がり、皮膚の再生力も低下してしまいます。
そのため一度できてしまったニキビが治りづらく、炎症が強くなることもあります。
ストレスがニキビのできやすい肌を作り、そのニキビによるストレスがさらなるニキビの原因になる、という悪循環に陥ってしまうこともあります。
ニキビがストレスの原因になっているのであれば、早めに皮膚科を受診して治療することがおすすめです。
また、仕事をセーブする、趣味の時間を設ける、ゆっくり入浴するなど、自分に合ったストレス解消方法を見つけ、ストレスと上手に付き合っていくことがお肌はもちろん、心身の健康においてとても大切です。
まとめ
ニキビに膿が溜まってパンパンに腫れてしまう「黄ニキビ」は、自己流のケアでは治るまでに時間がかかり、肌に色素沈着や凹みといったニキビ跡が残る可能性があります。
そのためニキビが化膿した場合は、速やかに皮膚科を受診して適切な治療を受ける必要があります。
ニキビができにくい肌を作るためには、体を内側から整えることが重要です。
ニキビにお悩みの方は今一度、食生活や運動習慣、生活リズムなどといった自身の生活習慣を見直してみることが大切ですよ。
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